はじめに
通信サービスを展開する事業はdocomo、au、SoftBankの大手キャリア、UQ mobileとY!mobileのサブブランド、OCNモバイルONEやIIJ mioなどの格安SIMがあります。
大手キャリアとサブブランドは自社で回線を持ち、MNO (Mobile Network Operator) とよばれています。
一方の格安SIMは大手キャリアから回線を借りて通信事業を展開しており、MVNO (Mobile Virtual Network Operator) とよばれます。
そのなかでも、今回はサブブランドについて注目していきましょう。
サブブランドを展開するUQ mobileとY!mobileはそれぞれauとSoftBankの同系列です。
そのため、UQ mobileはau回線を、Y!mobileはSoftBank回線を用いた通信サービスを展開しています。
また、サブブランドは自社回線を持ちながらも低価格な料金設定なのが大きなメリット。
料金は990円 (税込) ~で、月々のデータ使用量に合わせて3段階のプランが選べるのもいいですね。
そのなかでも小容量のプランは他社と比べてリーズナブルなため、特におすすめです。
自宅にWi-Fiがあり、外でもあまり通信を利用しないという方はサブブランドが最適解になるでしょう。
それではこれからUQ mobileとY!mobileについて深掘りしていきます。
UQ mobile・Y!mobileの料金とおすすめプラン
UQ mobileとY!mobileはそれぞれ3つの料金プランが用意されています。
小容量で月々3GB利用できるSプラン、中容量で月々15GB利用できるMプラン、大容量で月々25GB利用できるLプランです。
Sプラン | Mプラン | Lプラン | |
UQ mobile | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
Y!mobile | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
では、どのプランを契約するとよいのでしょうか。
結論から言うとSプランがオススメです。
先ほど、小容量のプランは他社と比べてリーズナブルと説明した通り、サブブランドはデータ通信をあまり利用しない方向けのサービスなのです。
家にはWi-Fiがあって外ではネット検索やライン、ツイッターなどのSNSくらいしか触らないなら3ギガで十分ですよ。
もちろん外でYouTubeやゲームをたくさんする人はMプラン以上の方が安心。
一度スマホのデータ使用量を確認してから判断するのもアリですね。
UQ mobile 対 Y!mobile
UQ mobileとY!mobileはそれぞれどんな方に向いているのでしょうか?
端的に言えば、ひとりで使うならUQ mobile、複数回線契約するならY!mobileが向いています。詳しくみていきましょう。
UQ mobileは基本料金がY!mobileよりも550円 (税込) 安くなっています。
一方のY!mobileには「家族割引サービス」があり、2回線目以降は毎月1,188円 (税込) の割引が適用されるため、2回線目以降に限って言えばUQ mobileよりも安くなります。
家族割は3回線目4回線目…と適用されるため、家族で複数台契約する場合などは大変お得です。
なので個人ならUQ mobile 家族でまとめたいならY!mobile がオススメといえるでしょう。
UQ mobile・Y!mobile共通のサービス
では、ここからはUQ mobileとY!mobileのサービス内容について深堀していきたいと思います。
UQ mobileとY!mobileは同じサブブランドに位置するサービスなので、共通点もいくつかあります。
データ繰り越し
余ったデータ通信量は翌月にくりこすことができます。
もし、当月のデータ通信量が2GB余った場合、翌月は基本のデータ通信料プラス2GBとなるのでお得ですね。
節約モード
「節約モード」はその名の通り、データ通信料を「節約」する機能です。
「節約モード」をONにするとデータを消費してもデータ容量のカウントにはなりません。
しかし、速度制限のかかった状態になりますので、通信品質は低下します。
また、両社はデータ通信量を1年間増量するオプションを提供しています。
さきほど、Sプランは3GB、Mプランは15GB、Lプランは25GBと説明しましたが、初めの1年間はSプランは2GB、MプランとLプランは5GBプラスされます。
なお、2年目以降は毎月550円 (税込) となります。
UQ mobileのポイント
では、ブランド別に見ていきましょう。
UQ mobileは最低限必要なものを兼ねそろえ、低価格をウリにするブランドです。
そんなUQ mobileの最大の魅力は、格安SIM通信速度調査において5年連続1位となった実績。
UQ mobileは厳密には格安SIMではありませんが、docomo、au、SoftBankの大手キャリア以外のブランドの中で最も通信速度が早いことが明らかにされているんですね。
また、通話オプションについても他にあまり類を見ないサービスがあります。
最大60分 /月の国内通話が定額550円 (税込) となるオプションです。
これがあると10分間の通話が3回、5分間の通話が4回、2分間の通話が5回というように、毎月合計60分以内であれば通話料金が定額になるので通話をよくする人にとっては大きなメリットといえるでしょう。
Y!mobileのポイント
一方のY!mobileもさまざまなサービスが充実しています。
まず、Y!mobileではキャリアメールが利用できます。
キャリアメールが無料で使えるのは、大手キャリアを除けばY!mobileのみ。
また、Y!mobile契約中はYahoo!プレミアムが自動でついてきます。
こちらはYahoo!アカウントとの連携が必要ですが、Yahoo!のサービスをよく使うという方にとっては大変お得なサービスです。
まとめ ― ライトなユーザーにおすすめ
サブブランドは大手キャリアの品質を維持したまま低価格でプランを提供するサービスです。
特にオススメなのはSプラン。
データ通信量は少なくてもよいという方は、ぜひサブブランドを契約してみてください。
とにかく最低限の機能を安く使いたいという場合はUQ mobileが、家族みんなでさまざまなサービスを活用したい場合はY!mobileがオススメです。
この記事が少しでも参考になっていれば幸いです。