今回は、私の塾講師経験から、「塾講師の仕事でよく使う便利アイテムランキング」を作成しました!
あくまで私個人の感想とランク付けですが、塾講師の仕事だけでなく、自分の勉強や他の仕事にも活かせるアイテムと用途を紹介しています。
業務を効率化して、ストレスなく仕事をするためのアイデアとして、ぜひ参考にしてみてください!
第1位:ノーカーボン複写 BLANK PAD(白紙レポート用紙) (A4 2冊入り)
第1位は、「ノーカーボン複写 BLANK PAD(白紙レポート用紙)」です!必要な道具や良く使うアイテム、便利なものはたくさんあります。しかし、個人的に「使い始めたら手放せない便利さ」を一番感じるのは、このアイテムです!
私が使うときの用途は、主に
- 生徒への連絡を書き留めておく手段
- 講師間の引継ぎ連絡
この2つです。
生徒への連絡を書き留めておく
これは状況がバラバラな生徒への対応を、自分自身が忘れないためのものです。生徒への連絡事項を紙ベースで渡して、自分自身もその内容を忘れないようにするためには、複写式の紙がとても便利です。
塾の生徒、特に個別指導塾の生徒は、ほぼ全員学習内容も進め方も違います。そのうえ必要な道具などもバラバラです。
さらに、
- 「宿題がどこかわからなかった」
- 「持っていくものが何か忘れていた」
という具合の忘れ物も多いです。
この忘れ物や管理ミスを防ぐために、おそらくほとんどの塾では紙に連絡事項を書いて生徒に渡すという対応をしています。
こういった状況では、講師自身も「この子にはこの対応」「この子に前回出した宿題はこれ」といった個別の状況を忘れがちになってしまいます。
講師間の引継ぎ連絡
これは講師側の無駄な業務を省くためのものです。生徒に伝えている連絡事項を複写式の紙に書いて残しておくことで、他の担当講師と生徒とのコミュニケーションがスムーズに進みます。
この用途は特に個別指導向けですが、どうしても普段の担当講師が授業できない日というものは必ずあります。
そのような時には、授業を休みにするか、一時的に別の講師が担当するかの2択になることがほとんどです。
もし別の講師が担当する場合は、講師間の連携が必須。
- その生徒の状況
- その日にすべき内容
- 前回の内容と宿題
など引き継いでおかなければいけない情報はたくさんあります。
こういった事態でも、「生徒が聞いていること」と「代わりに担当する講師」の認識に違いが出ないよう、複写式の紙を使うのがオススメです。
仮に生徒が連絡事項を書いた紙を持っていなくとも、講師側が同じ内容のものを保管していれば、授業の進行に支障はありません。
そのうえ複写式の紙を保管しているのであれば、引継ぎ事項を別途用意する手間を省けます。
特記事項がない限りは、複写式の紙を使うだけで、無駄な業務の手間を省くことができます。
こう言った生徒、講師の両方のミスや手間をなくすためには複写式が最適と言えるでしょう。
第2位:Pilot 多機能ペンドクターグリップ 4+1 4色ボールペン0.7mm+シャープ0.5mm
第2位は、「Pilot 多機能ペンドクターグリップ 4+1 4色ボールペン0.7mm+シャープ0.5mm」です!
こちらは、比較的どこでも手に入れられる多機能ペン。ボールペン4色とシャーペンの計5本の芯を使い分けることができます。
メーカーさんも有名なので見たことがある人も多いのではないでしょうか。
「多機能ペンが便利アイテムは言い過ぎ」だと思う方もいるかもしれませんが、塾講師の仕事は最も多機能ペンが必要になる仕事と言っても過言ではありません。
私は今まで、塾講師以外に営業的な仕事、人事にかかわる仕事を経験しています。お客様が法人だったことも個人だったこともありました。社内の書類からお客様にお見せする書類まで、一通りの書類作成経験もあります。
しかし今思い返しても、塾講師の仕事以外で本当に多機能ペンが輝く使い方をできなかったのです。商品の機能の問題ではなく、私個人は塾講師の仕事が一番、多機能ペンの性能をフルに活かすことができました。
その理由は個人のこだわりなどに関係なく、多色の使い分けが必要な場面が多いからです。
私が今現在も実践している色分けは以下の通り。
- 赤:丸付け
- 青:間違えた問題の解説
- 緑:補足解説
- 黒:事務書類
- シャーペン:自分で問題を解く
赤色の特徴
一般的に、赤はよくも悪くも注意を引く色です。教科書作成ではなく、問題の添削が重要な塾という場所では、この特徴が必要になってきます。赤で丸付けを行っていると、ノートを見返した時に、一目で「解いた場所、合っている場所、間違っている場所」がわかります。
また復習する箇所を決めるとき、正答率を集計するときにも有効です。
青・緑の特徴
青や緑は、それとは反対に、リラックスさせる効果があると考えられています。
論理的に考えて理解しなければならない部分、覚えておいた方がいい補足などにこの色を使うことで、無駄に脳を疲れさせず、リラックスした柔軟な思考で文章に当たることが可能です。
これに丸付けの赤と分けることで、「ここが正誤、ここが解説」というのをわかりやすくすることもできるでしょう。
しっかり考えて読まなければいけない場面では、注意を引くことではなく、余裕をもって思考を巡らせる配慮をすることが大事です。
社会人の皆さんであれば、黒ボールペンの大事さは痛いほど知っているでしょう。これがなくては、基本的にどんな仕事もどこかで詰まってしまいます。
さらにシャーペンがあることで、自分のために必要な計算をし、修正可能なマーカーとして使うことができます。
私が働いた塾以外の環境では、こだわりを重視しなければ必要な色は赤・黒だけで十分でした。
しかし塾講師の仕事では、「生徒たちがわかるように説明する」必要があります。
事務的に正しい記述をすることだけではなく
- 興味を持ってもらう
- 注意を引く
- 理解してもらう
- 解く技術を養う
こういったことを生徒にやってもらう必要があるのです。
そのために、色に意味を持たせて記述することで、なるべく効率的に勉強を進められるように工夫しています。
自分の仕事のために、何より生徒に理解してもらうノートを作るためには、多機能ボールペンは必須と言っても過言ではないでしょう。
第3位:蛍コート (トンボ鉛筆)
第3位に紹介するアイテムは、「蛍コート(トンボ鉛筆)」です!
このアイテムをおすすめする理由は、何と言っても蛍光インクで細い字を書けるからです。この機能は、暗記に非常に役に立つ機能を持っています。
逆に言えば、「蛍光インクで文字を書ける」をクリアしていれば、極論このペンでなくてもいいということになりますが、書き心地やブランドの安心感を考えるとこのペンがオススメです。
「蛍光インクで字を書ける」ことが役に立つ理由は赤いシートで隠せる字になるからです。
様々な教材などで赤いシートを目にしたことがあると思います。教材内の赤文字などをシートで隠すと、赤文字だけが見えなくなるという物です。英単語や言葉、文章の暗記などにとても便利なアイテムです。
しかし、赤いシートは、「ボールペンで書いた字は、隠しきることができない」という一面もあります。
ボールペンで字を書くと、紙がその字に沿って少しへこんでしまうため、そのへこみを読めてしまうのです。
そこで蛍光ペンを使えば、赤いシートや下敷きを使って隠せる字を書くことができます。
蛍光ペンを使えば、紙をへこませることなく字を書くことができます。当然、太い方のペン先では字を書くには向かないので、細いペン先が必要になるのです。こうすれば、「自分が覚えたい部分を隠すことができるオリジナルノート」を作ることができます!
蛍光ペンで文章の色付けはNG
個人的には、蛍光ペンを使って文章を色付けすることはオススメしません。
なぜなら、結局その文章は全体の一部であって、理解すべきはその文章の全体だからです。
ある文章や部分だけを色付けすると「ここだけ理解すればいい」「ここだけが大切」という勘違いの原因になることがあります。
その代わりに、「自分が覚えなければいけない言葉やフレーズ」を暗記するために蛍光ペンを使います。
どうしても覚えなければ理解できない言葉、テスト前の対策など、この使い方が活きる場面は数多くあります。
蛍光ペンは、使い方次第でとても便利なアイテムに化けます。
特に、暗記したいことがある方にはオススメです!
最後に
今回は、「塾講師の仕事でよく使う便利アイテムランキング」を紹介させていただきました。
他にも便利なアイテムは数多くありますが、個人的には「1つの道具の使い方を工夫して、より便利にすること」も大事だと思っています。生徒にクリエイティブになってもらうためには、まず講師自身がクリエイティブである必要があると考えているからです。
しかし、正直便利なものがあるなら、使わない手はありません!皆さんも、いろいろなアイテムを手に取って、自分の人生が豊かになるよう工夫してみてください!
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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