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短歌の始め方・結社に入って感じたメリットデメリットを紹介!

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短歌ブームは再び!?短歌の魅力をお伝えします!

短歌が趣味というと落ち着いた少し年配の方を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
しかし、今短歌は若者の間でもじわじわ人気を集めています。
特に準備する物もなく始められる短歌はコロナ禍に始める趣味としてもおすすめです。
筆者もコロナ禍に短歌を始めた一人です。
この記事では短歌の魅力をお伝えしていきます!

[サラダ記念日をご存じですか?]


短歌を始めるときに、「難しそうだなぁ」とか「季語がいるのではないか」という印象を持つ方も多いと思います。
結論から申し上げますと、短歌に季語は必要ありません!
短歌を書くことを【詠む】といいますが、何を詠んでもいい短歌は自由な表現にピッタリですよ。
そのことを証明してくれているのが今(2022年)から約35年前に出版された歌集『サラダ記念日』!
この歌集は、有名な歌人である俵万智さんの第1冊目の歌集です。
発売されてから大ヒットとなりました。1980年代のことです。
ご存じの方も多いのではないでしょうか。この『サラダ記念日』の短歌を引用します。

”「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日”
『サラダ記念日』俵万智

どうですか?ほのぼのとした雰囲気が伝わってきますよね。
なんでもない一日がサラダ記念日となる、微笑ましい様子が詠まれています。
しかも、難しい言葉は使われておらず素朴な表現が味わい深いです。
このように日常の何気ない一コマを言葉で表現して作品にすることが短歌の魅力の一つだと思います。

[古来から伝わる歌である短歌〜短歌の歴史〜]


短歌は日本に古来から伝わる【歌】ですが、これは和歌の一種です。
もともとは和歌というジャンルがありました。
その中には旋頭歌、長歌などの歌もありましたが短歌のみが今でも詠まれているようです。
現存する日本最古の歌集『万葉集』の成立は奈良時代末期といわれています。
ずいぶん昔から歌は詠まれてきました。
『源氏物語』の合間にもよく歌が詠まれています。
時代を超えて残っているのですから、短歌には魅力が多くあるのでしょうね。

[三十一文字の短歌はツイッターと親和性が高い!?]


ここで短歌の基本をお伝えしたいと思います。
見出しには三十一文字と書いていますが、実際には漢字での表記なども含まれるためにもっと短い文字数になることも多いです。
ではなぜ三十一文字と書いたかというと、短歌のことを三十一文字(みそひともじ)とも呼ぶからです。
本当は文字でなく音で数えます。
【5音7音5音7音7音】これが短歌の基本です。
けれども、必ずこの音に言葉を当てはめなくてはいけないということではありません。
音が足りない【字足らず】や反対に音が多すぎる【字余り】もあります。
基本が31音ということを頭に入れておけばまずは大丈夫でしょう。
31音で幅広い表現が可能な短歌ですので、ツイッターとの相性がよく、ひそかに短歌ブームが来ています。

ツイッターで【短歌】と検索すると多くの短歌を読むことができますよ!
歌集をいきなり購入するのはためらわれるという方は、ツイッターで検索してみると面白い・素敵な短歌に出会えるかもしれません。

[今こそ短歌で自己表現!]


コロナ禍で家からあまり出られなくなった方も多いと思います。
それに憂鬱な気持ちになることも増えました。
そこでおすすめなのが短歌を詠むことなのです。
自分の感情に言葉を与えてあげるとすっきりしてストレス解消になることもあります。
わたしは辛いときなどによく短歌を詠みます。
他の歌人の短歌を読むのもいいのですが、やはり自分で歌を詠むと心がリフレッシュできますね。
紙とペンがあれば短歌は始められます!
図書館にも歌集はたいてい置いてあるので、まずはパラパラと読んでみて好きな歌人を見つけることもおすすめですよ。

[結社という選択〜もっともっと短歌を学びたいなら〜]


ここで【結社】という存在をお伝えしようと思います。
結社というとなんだか危ない香りがするような気がしますが、大丈夫です。
短歌を長く続けるには結社という【短歌グループ】に入ることをおすすめします!
ただ、なにごともメリットとデメリットがあります。

筆者は結社に所属しておりますので、結社に実際に入ってみて感じるメリット・デメリットをお伝えします。

結社のメリット


結社とは、短歌を愛するものたちが集まり、会費をだして短歌を学ぶグループのようなものです。


多くの場合、代表の編集人がいて【結社誌】という雑誌を出します。
この雑誌は毎月発行の結社もあれば、季節ごとなど発行間隔にはバラつきがあります。
会員になると結社誌に自分の短歌を発表することができます。

入会してから自分の作品が活字になって読めることにとても感動しました。


また、歌会というみんなでそれぞれが詠んだ歌を持ち寄り、意見を出し合う会も設けられていることが多いでしょう。
筆者の所属する結社では、Zoomでの歌会が行われています。
歌会で褒めていただけると嬉しいですし、いろいろな意見を聞けるので勉強になります。
そして、歌集を出した会員がいるとその歌集をいただけることもあります。
そこから手紙のやり取りなどに発展して仲よくなることもあり、楽しみの一つです。

結社のデメリット


結社誌に載せてもらうには短歌を詠まなくてはなりません。
詠めない場合は【欠詠】となりお休みとなります。
これがけっこう気になる人は気になるのではないでしょうか。


欠詠が続くと代表から連絡が来ることもあるようで、コンスタントに詠みつづけるのは難しくプレッシャーを感じてしまうかもしれません。

プレッシャーで歌を詠むことが楽しくなくなったら本末転倒です。
また、歌会や手紙のやり取りは楽しくもありますが人間関係に悩むこともあるかもしれません。
コミュニケーションが苦手な方は、新聞歌壇や公募の新人賞などに自ら応募して一人で楽しむのもありだと思います。
まずは一度【短歌 結社】で検索してみてください。

今の時代はツイッターなどでも気軽に作品の発表ができますから、結社にこだわる必要はないのかもしれません。
それでも結社をおすすめするのは、欠詠せずに詠みつづけることは力になると思うからです。
必要に迫られないとなかなか短歌を詠みつづけることは難しいでしょう。
なので結社に入会して欠詠せずに、調子が悪くてもその時々の短歌を詠みつづけていく。
そのことは意外と短歌を上達させるための近道だと思います。

おわりに

この記事では短歌の魅力についてお伝えしてきました!
ぜひ短歌を読んで、また詠んでみてください!

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