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金属系の工場の業務内容はどんな感じ?未経験はキツい?[金属工場勤務10年の私が解説]

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最近、手に職をつけられるということで、仕事を探す人に人気の工場。

その中でも特に人気なのが、機械を使って金属を加工する「金属系の工場」です。

そんな需要の多い金属系の工場ですが、仕事内容や働く環境に不安を覚える人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は金属系の工場で10年以上勤務している筆者が、これから工場で働きたい人が感じる疑問にお答えします。

この記事を読めばわかること

  • 金属工場の実際の業務内容
  • 金属工場勤務に向いている人・向いていない人の特徴
  • 取ったほうがいい資格
  • キツいこと・やりがいを感じること

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金属加工ってどんな仕事?

金属加工と聞くと、どんな仕事かイメージしにくく、不安に感じる人も多いでしょう。

ですが、金属加工された製品は私たちの身の回りにあふれています。

たとえば、自動車の部品や建物の骨組みなど、私たちの生活は金属加工で支えられているものがたくさんあります。

そんな金属加工の主な仕事内容を3つ紹介していきます。

切断

切断は金属加工における1番最初の工程です。

製品を組み立てるために使う材料を、必要な長さ、厚みに切り分けることが主な仕事内容。

切断方法は、レーザーや刃物などさまざまあり、数ミリ単位で切る技術力が求められます。

溶接

溶接は金属加工の「花形」ともいえる工程です。

2つの金属を高温の熱で溶かし、冷やして固めてくっつける作業になります。

マシニングセンタ

マシニングセンタは、切削や穴あけなどの複数の加工を、1台の機械でおこなう「自動工具交換装置」のことです。

機械に正確な数値をプログラミングするため、丁寧な仕事が求められます。

未経験者でも大丈夫なの?

ここまで読むと、「やっぱり難しいかも…」と感じると思いますが、そんなことはありません。

工場で働くほとんどの人が、未経験から始めています。

いま自分に技術や知識がなくても、入社してから身につくようになるので安心してください。

ただ工場には、働くうえで「向いてる人」と「向いてない人」がいます。

それぞれ特徴を紹介していくので、自身が当てはまるかチェックしてみてください。

向いてる人の特徴

工場で働くのに向いてる人の特徴は以下の3つです。

  • 黙々と集中しながら作業に取り組める
  • 安全第一で仕事に取り組める
  • 最低限のコミニケーション能力がある

なかでも大事なのが、2つめの「安全第一で仕事に取り組める」。

よく工事現場で、「安全第一」の文字を見かけることはありませんか?

これは当然、金属系の工場の仕事内容が危険だからと言うのもあります。

ですが金属工場においては、安全に仕事をこなすことが最も効率的な作業方法でもあるんですよね。

慎重に作業に取り組める人は、丁寧な仕事ができることから向いていると言えるでしょう。

向いてない人の特徴

反対に、工場で働くのに向いてない人の特徴は以下の2つです。

  • 極端に人とのコミニケーションが取れない
  • 責任感がない

このなかでも、1つめの「極端に人とのコミニケーションが取れない」は致命的です。

工場での仕事は1人ですることも多いですが、職場の人に教わったり、打ち合わせをする場面は少なくありません。

仕事中に連携して作業することもあり、そこで何も話せないとケガにつながることもあるので要注意。

人と話すのが苦手でも、「おはようございます」や「お疲れ様です」といった最低限の挨拶はやっておきましょう。

金属系の工場で働くにはどんな資格が必要?

未経験者が工場で働くために取得したほうがいい資格は、以下の2つです。

  • ガス溶接技能講習
  • アーク溶接特別教育

ガス溶接技能講習

講習内容時間
学科ガス溶接等の業務のために使用する設備の構造及び取扱い方法に関する知識
ガス溶接等の業務のために使用する可燃性ガス及び酸素に関する知識
関係法令
4時間
3時間
1時間
実技ガス溶接等の業務のために使用する設備の取扱い5時間

アーク溶接特別教育

講習内容時間
学科アーク溶接などに関する知識
アーク溶接装置に関する基礎知識
アーク溶接などの作業方法に関する基礎知識
関係法令
1時間
3時間
6時間
1時間
実技アーク溶接装置の取扱いおよびアーク溶接などの作業の方法10時間

この2つの試験は学科試験と実技試験の両方がありますが合格率は90%超えなのでかなり簡単な資格です。

また、先ほどお伝えした通り金属系の工場では切断や溶接など危険な作業が多いので、そもそも資格がないと作業できないことが結構あります。

なので今のうちに取っておいたほうが転職にも有利になるでしょう。

筆者が体験した金属工場でのエピソード

工場で働いたことがない人にとって、現場の生の声は貴重な情報だと思います。

そこで、金属工場勤務歴10年以上の筆者が実際に働いてみて感じたことを、2つのエピソードにまとめました。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

キツいエピソード

金属工場でキツいことといえば、やはり「働く環境」でしょう。

夏の暑い時期におこなう溶接はまさにサウナ地獄で、作業着がすぐに汗でビチャビチャになってしまいます。逆にただでさえ寒い冬は、材料が運ばれるたびに開くシャッターのせいで、つねに極寒状態。

また、忙しいときは現場の足元が材料だらけで、歩く隙間もありません。

何度も足を引っかけたり、転倒したりで怪我をしたこともあるほどです。

数年働けば気にならなくなるので、最初のうちは環境に慣れることが大切と言えます。

やりがいを感じたエピソード

工場でやりがいを感じることといえば、やはり「お客様の反応」です。

自分が苦労して完成させた溶接を、お客様が「仕上がりがとても綺麗で助かる」と反応してくれたときは、自分を誇りに思うことができました。

また、入社当初はできなかったことが、いまでは当たり前のようにできていることにも強いやりがいを感じます。

成長が目に見えて分かるという点でも、金属加工は魅力的な仕事と言えるでしょう。

おわりに

ここまで、金属系の工場で働くために知っておきたい知識を紹介してきました。

未経験でも大丈夫なのという見出しの繰り返しになりますが、工場で働く人のほとんどが未経験からです。

最初はつらいこともあるかとは思いますが、転職に成功して今よりもライフワークバランスが良くなることを願っています。

この記事が少しでも参考になっていれば幸いです。

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