犬の冬場のお散歩と部屋の温度設定[サクッと読みたい方向け]

寒さの厳しい冬の季節。皆さん、愛犬のお散歩や部屋の温度設定はどうしていますか？

童謡“雪やこんこ”で「犬は喜び　庭かけまわり」とあるように、犬はみんな寒さに強い！冬が好き！！と思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし実際は、寒さに弱いワンちゃんも多いんです。

今回はそんなワンちゃんの冬の温度事情を紹介したいと思います。

犬は寒さに弱いの？強いの？

犬は暑いのに比べると寒さには強い方です。しかし犬種や年齢などによってはとても寒さに弱い子もいます。

柴犬や秋田犬、シベリアンハスキー、サモエドなど【中型，大型・ダブルコートの犬種】等寒さに強い犬種もいますが、チワワやトイプードル、ヨークシャテリアなど【小型・シングルコートの犬種や高齢犬、気温変化の少ない室内でずっと過ごしている犬】等は寒さに弱いので、低体温にならないようしっかりとした対策が必要になります。

冬場の室温は何度がいいの？

ワンちゃんが快適に過ごせる温度は個体差もありますが、一般的には20度前後になります。

人の快適と思う温度にすると、暑すぎることがあるので注意が必要だよ！

適温はワンちゃんの個体によって変わってくるので、普段からしっかり観察し、適温を保ってあげてください。また他にも注意が必要なことをまとめてみました。

◇人間目線ではなく、必ず犬の高さの温度をチェックする
　　⚠︎人が快適だと思っていても、実際低い位置で生活する犬の高さになると温度が低いことが多いので注意
◇エアコンをつけて終わりではなく、温度・湿度計でチェックする
　　⚠︎エアコンを20度設定にしていても実際は思っているほど暖まっていなかったり、熱がこもることがあるので注意
◇乾燥し湿度が低くなりがちなので、室内の湿度は40〜60％に保つ
　　⚠︎見逃しがちな湿度。乾燥しすぎると呼吸器系や皮膚などの疾患につながることもあるので注意
◇暖房器具による低温やけどや脱水症状に気を付ける
　　⚠︎電気カーペットやヒーターの長時間使用により低温やけどを起こすことがあるので注意

寒い日の散歩で気をつけたいこと

朝一の仕事前や仕事帰りの遅い時間にお散歩に行く方も多いと思います。

しかし寒い時期の散歩は、実はわんちゃんにとって色々と負担がかかっている事もあるため注意すべきことがあるんです。

キンキンに冷えたアスファルトはわんちゃんの肉球に凍傷などのダメージを与えたり、体温を奪うことがあります。そのため、なるべく日が登っている時間に行ったり、犬用の靴下や靴を履かせたり、寒がりなわんちゃんには服を着せるなどして対処してあげてください。
また、冬の時期は道に融雪剤などが撒かれていることも多いので、散歩中に食べてしまわないよう十分に注意し、帰宅後はしっかり手足・肉球を拭いたり洗ったりしてあげてください。

服や靴下などは、苦手なワンちゃんも多いと思うので、日の当たっている道を選んだり、コンクリートやアスファルトではなく土や芝の道を選んでみるのもいいかもしれません。

人がヒートショックを起こすように、犬にとっても急激な温度差は身体にとっても負担になるよ！暖かい家から急に外に出すのは避けて、少し換気をしたりして外の温度に少しずつ慣れさせてから散歩に連れて行ってね！

まとめ

冬は犬にとっても寒い季節。人も体調を崩しやすいのと同じように、ワンちゃんにとっても身体に負荷がかかる時期です。ワンちゃんを日頃からしっかり観察してあげて、体調変化には気をつけてあげてくださいね。