これを読みにきたと言うことは、今あなたはブログをされていてグーグルアドセンスを使っている、または使おうとしている人ではないでしょうか。
アフィリエイトと違ってクリックされるだけでお金がもらえるので初心者にはありがたいですよね。
ですがWeb3.0の時代になりつつある今の流れを見るとグーグルアドセンスが廃止される可能性も十分に考えられます。
そこで今回はまずWebの歴史と将来について解説し、その後、グーグルアドセンスの将来性についておはなししていきたいと思います。
この記事はこんな人にオススメ
- ブログを書いている人
- グーグルアドセンスで稼いでいる人
- グーグルアドセンスの将来性について知りたい人
最初にざっくりと結論を伝えますが、Webの話がメインになるので、Web3.0によってグーグルアドセンスにどんな影響があるのかだけを知りたい方は、目次のWeb3.0が普及するとグーグルアドセンスにどう影響する?をタップしてください。
結論
グーグルアドセンスはWeb3.0によってわりと近い将来に廃止される可能性があるため、ブロガーは今以上に自分の商品作りに注力すべき
Web3.0ってなに?
今までWeb3.0(ウェブスリー)と言葉を使わせていただきましたが、そもそもWeb3.0とはブロックチェーンという技術を用いて中央集権的な社会から権力分散型の社会へと変化させるものです。
これでは意味がわからないと思うのでもっと噛み砕いて説明していきますね。
Web1.0の時代
Web1.0が誕生したのはインターネットが世間に知られるようになった1995年頃。
この頃の情報収集や情報発信手段はテレビや新聞などでしたが、そこにインターネットが加わったことで企業や個人が自由に情報発信できるようになりました。(ホームページや電子メールなど)
とはいえ当時の情報発信手段はパソコンのみで値段もかなり高かったため、実質情報発信できるのはほんの一部の人たちだけでした。
Web2.0の時代
そこから約10年を経て、SNSが流行し始めた2000年代の後半にWeb2.0という言葉が知れ渡りました。
現代社会はWeb2.0が主流で、海外では少しずつWeb3.0が浸透しつつあるといった状況です。
それまでは大多数の人が情報を受け取るだけでしたが、そこにツイッター・フェイスブック・ミクシーなどのSNSが誕生し、ユーザー自身での情報発信が盛んに行われるようになったのです。
また、その頃にはスマホが普及し始めたことも個人の情報発信が盛んになった要因と言えるでしょう。
ここまで良いことばかりでしたが、逆に個人情報、プライバシーの流出が懸念されるようにもなりました。
その大きな原因はGAFAM
- Amazon
- Facebook (現在はMeta[メタ]に社名変更)
- Apple
- Microsoft
などの大企業が個人情報を集めて広告ビジネスで稼ぐようになったからです。
間違えて別に興味のない広告をクリックしたら、ネット上の至るところでクリックしたジャンルの広告が出るようになった経験はありませんか?
それも内側で個人情報を抜き取られているからです。
この人はこんな物に興味があるからこういった商品を広告に出そうといった具合。
さらにこういったように商品の広告ならまだしも、過去に個人情報を入手してそれを選挙広告に利用したという疑惑が浮上し大問題になったこともあります。
気づかないうちに思想・信教すらコントロールされていくのはさすがに怖いですよね。
Web3.0の時代
そして今後はブロックチェーンによって、またWebに大きな変化がやってきます。
これまでのWebを読む・発信するに加えて、WEb3.0では仮想通貨やNFTといったデータを所有するということが追加されるイメージ。
Web1.0 | 読む |
Web2.0 | 読む・発信する |
Web3.0 | 読む・発信する・所有する |
所有することの何が凄いの?
「上の表のWeb3.0から"所有する"が追加されたけどそれがなんだっていうんだよ笑」
そう思う人もいるかもしれません。むしろそう思う人が大半と言っても過言ではないでしょう。
ですがこれはWeb2.0の頃も同じように発信するの何が凄いんだよと思う人がほとんどでした。
例を挙げるとFacebookは基本的には実名のSNSとなっていて当時は「こんなの誰が使うんだ」とバカにされていたんです。
ところが今となってはFacebookだけでなくTwitterやインスタグラムなど色んなSNSを通じて発信するのが当たり前になっていますよね。
今の段階では所有することの凄さがあまり話題になっていませんが、今後Web3.0が普及してきたときに所有することが当たり前になる時代がやってきてもおかしくはないでしょう。
ブロックチェーンとは
取引の都度に膨大な計算を行なって連鎖的に暗号化するという仕組みを作り、実質的に改ざんが不可能で過去の取引の真正性を担保できる
白辺 陽 『Web3.0完全初心者への徹底解説:社会を変える緻密なアルゴリズム』(2022年1月17日)
めちゃくちゃ噛み砕くとみんなで取引記録を時系列付きで管理し合って勝手にその記録を書き換えられないようにするものです。
では具体的にブロックチェーンによってどういったメリットが得られるのかを見ていきましょう。
匿名性が高い
これまでは国や企業が個人を管理するようないわゆる仲介的な役割を担っていましたが、今後は個人間で直接やりとりできる時代になります。
例えば分散型の仮想通貨取引所であるPancakeSwap(パンケーキスワップ)では仮想通貨ウォレットを使うのでメールアドレスや電話番号・パスワードといった個人情報が不要です。
これは大きな変化と言えるのではないでしょうか。
現在では何かアプリをダウンロードして個人情報を入力するのが一般的ですが、その必要がなくなるため当然、個人情報やプライバシーが侵害されることがなくなります。
国や人種による壁がなくなる
これは先程の匿名性が高いことと被る部分もありますが、Web3.0によって良くも悪くも相手の情報がないため、今起きている国同士の問題や人種差別といった問題を一発で解消することができます。
実際にお互いのことを全く知らない外国人同士が個人間のやりとりでお金の貸し借りや仕事の依頼をするといったことも起きています。
ちなみにその仕事内容もWeb3.0によって生まれたPlay to earn(プレイトゥーアーン=ゲームをしてお金を稼ぐ)といった全く新しいものが主流です。
Web3.0が普及するとグーグルアドセンスにどう影響する?
これまでWebの歴史や今後について紹介してきました。
これらを踏まえて今後グーグルアドセンスはどうなると思いますか?
Web3.0によって匿名性が高くなり、個人間のやりとりが盛んになることで個人情報やプライバシーが守られるようになる。
となるとグーグルは個人情報を入手することが困難になることで、その人の興味・関心がわからなくなる。
そうなると有効な広告を打つこともできなくなる。
つまりGoogleがグーグルアドセンスを廃止するという可能性も出てくるということです。
ブログを書いている人は今後どう立ち回る?
じゃあブログで稼いでいるもしくは稼ごうとしている人はどうすればいいの?と思いますよね。
冒頭の結論でもお伝えしましたが今後は自分の商品作りに注力すべきです。
まだWeb3.0が話題になり始めたばかりで、すぐにグーグルがアドセンスを廃止することはないとは思いますが、こういった時代背景を見て今後の戦略はしっかり考えておきましょう。
もちろんブログも立派な自分の商品ですが、情報商材や電子書籍は無料で作ることができますし、その他にもOEMで他社にオリジナル商品を作ってもらうことも今の時代は割と簡単ですよ。
おわりに
タイトルにWeb3.0によるリスクと表現しましたが、これまで説明した通りWeb3.0によって社会に大きなメリットをもたらしてくれます。
一方で、ブロガー(特に初心者ブロガー)にとっては貴重な収入源のグーグルアドセンスが廃止されるとなると困りますよね。
今後のWeb3.0とGoogleの動きはこまめにチェックするとともに、自分の商品を作るなど新たな収入源を今から模索しておきましょう。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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